ミュージカルとスピノサウルスと魔法王国


もう映画の公開時期も過ぎた頃だし、そろそろ映画のネタバレをしても良い頃なので、書かせて頂きます。
劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージックと、劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Landの感想をば書かせていただきます。
①キョウリュウジャー編
・あらすじ
とある著名なアイドル、ミコトさんのステージに突如デーボスが乱入。
そこに踊りながら駆けつけるキョウリュウジャー5人。実は、美琴とダイゴは以前海外で会った知り合いだった。
そんな時、デーボス軍の幹部・太古の戦騎デスリュウジャーが現れる。デスリュウジャーは美琴を連れ去ってしまった。彼女は、超古代文明の歌を受け継ぐ人らしい。デスリュウジャーはその歌を利用して、獣電竜一号のトバスピノを復活させようと企んでいた。
トバスピノは暴走の危険があり、封印されていた。
ダイゴ始めキョウリュウジャーは、美琴を救うためトバスピノの眠る地、福井県勝山市の恐竜発掘現場へ向かう。
しかし、時既に遅く、操られた美琴によってトバスピノは復活してしまう。福井県立恐竜博物館をノッシノッシと歩きながら破壊する。
獣電竜も駆けつけ、福井市外?で戦うが、ブンパッキーとアンキドンが強制噛み付き合体されて、スピノダイオーへと合体してしてしまう。
一度敗北するも、坂本監督作品ではお馴染みの採石場にて再決戦。
フタバインで分身したり、プテラゴードンとウッチーがスピノダイオー相手に奮闘。
巨大戦はライデンキョウリュウジンVSスピノダイオー。
ダイゴは、ガブティラファングを2つにする獣電池を使い、デスリュウジャーと決戦。無事、デスリュウジャーを
撃破するのだった。
ちなみにデスリュウジャーはデーボスの作り出した偽キョウリュウジャーで、本来の顔はプレデターみたいな顔でした。
その後、地球に迫る巨大隕石を、祈り歌の力によって善の心を取り戻したスピノダイオーが撃破!!
戦いの後、美琴はダイゴに告白する。だが、ダイゴには聞こえてなかった。ちょっと寂しげに笑い、美琴はステージへと戻って行った・・・
そんな彼を「キング殿らしい」と言うウッチー達。
そして、エンディングへ・・・
エンディングには、なんとも驚くべきサプライズが!
晴人とコヨミと凛子ちゃんと瞬平と仁藤さんがとてもいい笑顔で踊ってくれました!!
長所
・スピード感溢れる展開。
・30分戦闘だらけで、見てて飽きない。
・ところどころ見られる過去の恐竜戦隊へのオマージュ
(敵対する恐竜戦士、笛で操られる獣電竜、強制合体されてしまうパキケファロサウルス型ロボ)
↑の元ネタが全て分かったら、貴方も立派な戦隊マニア(中級レベル)だ!!
短所
・謎の歌唱パート。いきなり挿入されて、ちょっと「???」と思っちゃいましたね。
・美琴さんの谷間とか太ももとか、妙にエロいカットが多かった点。
まぁつまりはいつもの坂本監督なんですが。
エロ監督自重しろwww
感想など
福井県を愛する私としては、勝山市の某恐竜博物館が映像に登場していて、絵的に非常に楽しめました。
地味に、チャマゴンとチャマリンも登場してましたし。
おぉ!!ここ福井市じゃん!! とかテンション上がったりしてました(笑)
ところで、映画で明かされた設定で2つほど謎が。
まず、トリン曰く、トバスピノは、1億年前に最初に獣改造された獣電竜0号だそうです。
スピノサウルスの生息年代は大体このころなので、それは問題ないでしょう。
しかし、獣電竜にはジュラ紀または1億年前より昔に生息していた種類が3種います。
ジュラ紀に生息していたのが、ビヨンスモ(セイスモサウルス=ディプロドクス)ステゴッチ(ステゴサウルス)、ブラギガス(ブラキオサウルス)、ケントロスパイカー(ケントロサウルス)、プレズオン(プレシオサウルス)、アロメラス(アロサウルス)の6種です。
さらに一億年前より昔に生息していたのが、プクプトル(フクイラプトル)、イゲラノドン(イグアノドン)、ディノチェイサー(デイノニクス)の3種です。
生息年代から考えると、これら9種は改造されるまで何してたんでしょうか?
考えられるのは、デーボスとの戦いで戦死または天寿をまっとうし、トリンが同意を得て、彼等の魂を獣電池に移植したという仮説です。その後、新しい肉体として機械の体を与えたのでしょう。
まぁ、一億七千万年前にティラノサウルスがいるスーパー戦隊の世界観ですから、野暮なのは分かってるんですけどね。
また、恐竜時代に超古代文明があったとトリンが語っています。この文明とはまさか・・・ジュウレンジャーの・・・?
この辺りの謎は、これから解明されるかもしれません。楽しみですね。
・評価
総合 90/100点(30分の間、できることをやり尽くした良いアクション映画でした!)
戦闘シーン 100/100点(文句なしの楽しいアクションでした!!)
脚本 70/100点(アクションがこの映画のキモなので、脚本面のウェイトは軽いでしょうね。可も不可もなしです。)
演出 60/100点(突然、謎のミュージカルが始まるのはちょっとダレました。なので少々低めです)
ロボ戦 100/100点(スピノダイオーが善悪どちらの側でも活躍したのが良かった!!)
さすがは坂本監督。上の上の戦隊映画でした!!
ウィザード編
・あらすじ
コヨミがファントムに浚われ、晴人が助けに行く場面から開始。謎の魔法使い・ソーサラーは謎の魔法を発動し・・・
晴人が気が付くと、そこは人々が魔法を使う不思議な世界だった。
そこでは魔力が通貨となっており、瞬平も凛子ちゃんもドーナツ屋の店長も魔法使い、仮面ライダーメイジに変身できるのだった。
コヨミの魔力補給の心配がない、この世界。晴人はコヨミと共にこの世界に安住しようかと言う。
しかし、「面影堂」(*魔法の指輪を扱うお店になってます)で働くシイナという少年がその世界の王に疑問を持っていた。彼は、母親が「虹色の竜巻」なる災害で行方不明だったのだ。
ある夜、どこかの歌手グループに似た少女達が竜巻に巻き込まれる。それをシイナは目撃していた。
彼は、若き王であるマヤ大王と、彼に仕える「金色の魔法使い」が犯人と考えるのだった。だが、追いかけようとした瞬間、メデューサ、グレムリン、フェニックスの3大ファントムに襲撃されてしまう。
そこに駆けつけた晴人と仁藤。この世界の仁藤さんは、魔力流通システムに疑問を持ち、マヨネーズを釣って一人自給自足の生活をしている魔法学者だった。
二人はウィザードとビーストに変身し、難なくファントム達を撃破。死の恐怖で絶望したシイナも、アンダーワールドに入ってキマイラとウィザードラゴンを駆使して体内のファントムを粉砕。
翌朝、シイナは目覚めたが、魔法が使えなくなっていた。体内のファントムが死滅してしまったからだ。晴人を罵るシイナ。だが、シイナの言葉を信じる晴人に、少年は僅かながら心を開く。
その後、仁藤さんと晴人は二人で宮殿へと向かう。そこで、二人はマヤ大王に魔力がないことを、「虹色の竜巻」に巻き込まれた人々が、実験の生贄にされて骨のタワーになったことを知る。
秘密を知った二人は、金色の魔法使い「ソーサラー」に襲撃される。そして、晴人はマヤ大王によって、侵略者として指名手配されてしまう。
近衛兵の変身したメイジに襲撃されるウィザード。更に一般人から社会を乱す悪党として迫害される。
そこに、コヨミが駆けつける。彼女は必死で晴人を庇う。彼女の言葉に人々は投石や迫害の手を止めるのだった。
それでもウィザードを倒そうとするメイジ達。しかし、心動かされた瞬平と凛子ちゃんがメイジに変身して立ち向かう。カメレオマントで逃げ出していたビーストも加わり、ウィザードはマヤ大王の元へ向かう。
そして、ソーサラーとの最終決戦。
ウィザードは様々なスタイルに変化して立ち向かう。だが、ソーサラーは、人々を強制的にファントムに変える装置を起動する。
(*この世界では一般人も体内にファントムを買っている。つまり、マジックランドの住人はほぼ全員ゲートである)
だが、晴人は諦めなかった。最後の希望はこんなところで立ち止まらない。諦めない。
シイナが母に渡したフラワーの指輪を使い、窮地を凌ぐ。
そして、新たなる姿・ウィザードインフィニティオールドラゴンへと変身!! 
必殺キックでソーサラーを倒すのだった・・・!!
そして、再び黒く塗り替えられる世界。晴人とコヨミが気が付くと、瞬平・凛子・仁藤さんが。
彼ら曰く、晴人達は数日間行方不明だったらしい。元の世界に戻ったのか確かめるため凛子ちゃんの腹をめくる晴人。当然、彼女にぶちのめされるのだった・・・
瞬平たちにマジックランドでの出来事を語る晴人。瞬平は、かなり悔しがっていた。
戦いが終わり、公園で佇む晴人とコヨミ。彼らの目には、幸せそうに歩く母子と若い夫婦の笑顔が映っていた・・・
「世界をぶっ壊した甲斐があった」と、晴人たちは喜んだのだった・・・
長所
・世界観の構築が非常に上手!
テレビとは異なる世界観であることを、開始15分も経たない内に、視聴者に分かりやすく説明してくれました。
・エグイ描写が多かった。
テレビではできないような、かなりキツイ描写も多かったです。
骸骨タワーや、人々に迫害される仮面ライダーが代表的な一例でしょう。
辛い目に遭いながらも、それでも人々のため戦う晴人はかっこよかったです。
・コヨミと晴人の絆をしっかり描いた。
テレビ版では彼女との関係に不満を持つ方も多かったようです。基本的にテレビ版はゲートを救う話が多く、コヨミに焦点を置いた話が少なめと言う欠点があります。
そのため、彼女と晴人の絆をしっかり描けてないと意見をお持ちの方も結構います
(個人的な意見を申し上げれば、要所要所でお互いの支えになってる場面はあるため、そうでもないなとは思いますが)
ですが、この映画ではしっかりコヨミが活躍していて、二人の絆が強調されています。
・別の世界の仲間達とのふれあい
凛子ちゃんと瞬平は、最初こそ疑う姿勢を見せたところもありましたが、最終的には晴人を信じてくれました。
仁藤さんは王を疑っていたとは言え、晴人に最初から協力的で、その上彼を庇ってソーサラーとの戦いを引き受けるなど、別世界でもマジ天使でした。
世界が変わっても、仲間達は根本的には変わんないだなぁと言うのは心温まりましたね。
短所
・最後の戦闘が少々アッサリしすぎ
特に最後の決戦シーン、インフィニティオールドラゴンの決戦シーン。
カッコいいんですけど、戦闘シーンが短すぎてちょっとどうかと思いました。
・相変わらずビーストがやられ役です
せめて、映画くらいは幹部ファントムくらい撃破してほしかったですね・・・。
まぁ一応メデューサ達3バカ幹部は、ウィザードと共闘して撃破してるんですけども・・・
感想など
思い返してみると、大長編ドラえもん映画を見ている気分でした。
つまりは世界観をしっかり作っていて、とても面白かったです。
絵に関しても、一発で子供が異世界だと分かる絵作りをしてましたからね。
しかし、戦闘面ではやや残念な所があり、少々盛り上がりに欠けるところがありました。
脚本面は文句なしの出来です。香村純子さんは良い仕事をしてくださいました。
総合すると、ライダー映画では上の中ってところでしょうか。残念ながら、私の中では、AtoZやパラロスを超える出来ではありませんでした・・・
それでも、単体でよく出来た映画でした。
ちなみに、2013年10月現在までに見た、個人的なライダー映画を評価すると、
上の上 555パラロス、AtoZ運命のガイアメモリ、MEGAMAX
上の中 龍騎EPISODEFINAL、ウィザードINMAGICLAND
上の下 剣MA(あくまでテレビありきの作品なので、この評価)
中の上 MOVIE大戦のW編
中の中 フォーゼみんなで宇宙キター! 劇場版キバ
中の下 レッツゴー仮面ライダー
下の中 スーパーヒーロー大戦
下の下 ディケイド完結編(言わずもがなですよね。ただしW編は除く)
・評価
総合 80/100点(単体で楽しめる良映画です)
戦闘シーン 60/100点(ビーストの活躍など、やや残念な所がありましたので)
脚本 85/100点(晴人とコヨミの絆を軸に、魔法世界での二人の冒険劇を描く、良脚本でした)
演出 90/100点(一発で魔法の世界だと分かる絵作りが良かったです)

ミュージカルとスピノサウルスと魔法王国」への1件のフィードバック

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