仮面ライダードライブ総括


※それまでの感想は2015ニチアサをご参照ください。また、一部読者から苦情が届いたので一部修正しました。ご不快な思いをさせてしまい、失礼しました。

仮面ライダードライブをおすすめする人
・三条脚本が好きな人
・魅力的な怪人が好きな人
・松岡宏が好きな人
・カッコいいオープニングが好きな人
・熱血系作品が好きな人

仮面ライダードライブをおすすめしない人
・どんな事情があろうと悪役はみじめに死ぬべきと思ってる人
・三条脚本の作風が嫌いな人
・長谷川脚本の作風が嫌いな人
・緻密な物語を好む人
・警察を心から尊敬している人
・クウガ(というかクウガの警察描写)が好きな人
長所
・ちゃんとヒーローしてた進ノ介
ここ数年のライダーに比べると、(父親の件で暴走しがちな点と怠け者である点以外は)かなり安定していた、まっとうなヒーローモノの主人公でした。
子どもには優しい、暴走してもすぐに反省して改善する、比較的冷静に行動する、頭脳明晰。
平成ライダー全般を見渡しても、だいぶ安定した主人公だったのではないでしょうか。
そして初期名護さんみたいな正義キチガイでもなく、ある程度相手の事情を汲める人情味のある所もありました。
・詩島剛のドラマ
最初は自信過剰の調子こきマンに見えて「うわぁ・・・。大丈夫なのコイツ」と思ってましたが、終わってみれば見事に仮面ライダー、というか石ノ森ヒーローしてました。

・(石ノ森ヒーローにありがちな)同族殺し(※親)
・姉との絆
・忌まわしき秘密(蛮野が父)を仮面で覆い、戦い続ける
・闇(=蛮野)から生まれた存在
・同じく闇から生まれた存在(=チェイス)と友情を結ぶ(≒一文字と本郷の友情オマージュ?)
・スピードを活かして勝利(009オマージュ?)
・同じライダー(ゴルドドライブ)との戦い(BLACKのオマージュ?)
・友の遺した力でパワーアップ(真司ナイトのオマージュ?)

あの時の失言は土下座しておわびいたします、本当に申し訳ありませんでした。

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ここまで成長したのがホントに凄いです。期待を裏切らず、予想を裏切る良い流れでした。
個人的にはこの作品におけるライダーの中では、剛の話が一番良かったかなと思ってます。

・カッコよすぎるオープニング
SURPRISE-DRIVEは歴代でも上位に入るレベルでカッコいいオープニングでした。
松岡充さんを起用したのは大正解と言えるでしょう。
・優秀で誠実なブレン様
脳筋でハート様ラブで嫉妬野郎だったブレン様。
苦労人でネタキャラでヘタレでもありました。
でも、優秀で誠実で優秀で誠実な最期を遂げました。
正直、ライダーで泣いたのは久々でした。ダブルのフィリップとの別れを描いた回並に泣きましたよ・・・
・ハート様
個人的に、ハート様は仲間達の内乱を止められず、最終的に孤独に陥って倒される悲しき最期を迎えるんじゃないかなと思ってました。
しかし、きちんとメディックの同族を叱り、彼女が反省したらちゃんと許してあげる辺りでハート様の株が爆上がりしました。リーダーとしての務めを果たしたことに非常に好感が持てました。もちろん、戦士としての礼儀があったことも、この男の株を上げました。
そして、最終的に孤独になるのは予想通りでしたが、予想していたものとは全く違いました。仲間達は最期まで友情に報いようとした辺りに、ハート様の真摯さが伝わったのではないかと思います。

・綺麗に終わらせた
ヒーローの力を封印し、日常に帰る。
なにげに二期平成ライダーでは初めての展開です。
Wとフォーゼは未だ戦いが続き、オーズとウィザードは旅に出てしまう結末。
対して、本作は兵器にも成りうるドライブの力をちゃんと封印し、悪用されないようにしました。芹沢博士にも通ずる偉業でした。
(その後全く触れられなかった量産型ドライバーの件はなかったことにしておきましょうかwww)

短所
・仁良課長
悪役としては憎まれまくリングで、良いキャラクターとして生きていたと言えるでしょう。
しかし、全体のストーリーから見た場合、やっぱり仁良編は要らなかったなと思います。全体を通して見ると、仁良編を引き伸ばしたせいでチェイスのドラマ部分は大幅に削られた印象があり、結果としてチェイスのキャラクター性を損なったように思われます。
また、結局仁良は単に逮捕されただけで終わり、因果応報を受ける場面がなかったことが、視聴者のフラストレーションを溜めたのも事実でしょう(※死ぬべきだったと言ってるわけではない)
・泊進ノ介のキャラクターが薄い
ほかが濃すぎて、彼独特のドラマが足りなかったです。
父親の件は確かに序盤で僅かに触れていたのですが、掘り下げが薄過ぎて3クールでいきなりピックアップされたときには「???」で感情移入しづらかったです。
少なくとも早瀬との交流の方が、視聴者には印象に残っていたと思います。さらに序盤で彼をピックアップする回があった以上、仁良編(3クール)は父親より早瀬を取り上げて構成した方が自然だったのではないかと思います。
あるいは、序盤で父親の存在についてもっと触れるべきだったかと。
また、彼は確かにまっとうなヒーローモノの主人公で、それは否定できません。しかし、それ故に最初から完成しきっていて成長の余地が少ないんですよね。
怠け者という欠点は最後まで改善されませんでしたし、唯一成長話に生かせそうだった早瀬のトラウマもあまり触れられず、最終回でようやく触れられたという。
故に、進ノ介の成長描写が少なかったのは、本作のテーマであろう『進化もしくは成長』にそぐわないのではないかと思われます。
それでもちゃんと、最終回でちゃんと成長を描いて〆たのは評価できます。
・悪役(ロイミュード)に肩入れしすぎ
本作、というか三条脚本の欠点として、悪役に力を注ぎすぎてしまう、または肩入れし過ぎてしまうというのが挙げられるかと思われます。他作品で言えばアイガロンやドゴルドとか。
確かにチェイスは元プロトドライブだから霧子達が周りに批判されても信用するのは理解できます。
ですが、悪に染まった理由こそあれども、かなりの悪事(少なくともクリムという人間を殺してる)を働いたハート様一同にまで同情的な態度を取るのはちょっとやりすぎかなと。
最終回にハート様にかけた言葉は、「所詮ロイミュードは人間の模倣品に過ぎない」と侮辱してるのと変わりない面もありましたし。
また、072とかメディック改心回が顕著ですが、どうも制作陣そのものが、ロイミュードにやたらと甘いなぁと思うところはありました。ゴルドドライブは言ってみれば、罪をかぶせるために出した悪役とも言えますし。
・警察が無能すぎる
これはストーリーの都合上、警察を有能にしては話を進めづらいので仕方ない部分もあるのですが、クウガの警察と協力する作風がお好きな方にとっては不愉快に見えたかもしれませんね。

・チェイスが中途半端
残念ながらチェイスの成長物語としては、アンクや相川始に比べるとやや中途半端でした。
そもそも、チェイスは「人間を守るようプログラムされている」ため、人間の味方をするのは当たり前なんですよね。
先の人々で言えば、ずうっと終盤の優しい始が最初からそのまんま続いてるような状態です。
もちろん、免許を取るなどの成長を描いたエピソードは確かにありました。しかし、始と了(または一之瀬仁。薄情ギター野郎ね)のような、多くの人と触れ合って成長する話は殆どなかったのが残念な点だと思われます。ゆかりちゃんとか、せっかく仲良くなったんですからもうちょっと交流しとけばよかったのに。
とは言え、剛との友情に関しては上手く描けていました。これは、各話ごとに積み重ねがありましたからね。
・幹部以外の怪人に魅力が少し薄い
予算の都合上、仕方のない面もあったかと思いますが、怪人の少なさは正直鎧武を笑えないレベルでした。
確かに設定上同じ怪人が大量に出るのは理解できますし、その分ストーリーで魅せる努力は評価されますが、使い回しが多かったのは少し残念でした。
072はストーリーの工夫からかなり印象的に残りましたが、それ以外の怪人はちょっと・・・
・戦闘BGMがおざなり
これはウィザードからずっと続いている問題なのですが、戦闘BGMが大事にされていないように思われました。
フォーゼまでは、いずれも戦闘BGMが目立ち、記憶に残るものばかりでした。それが戦闘シーンを盛り上げ、ひいては作品そのものを盛り上げました。
ですが、本作やウィザード、鎧武はいかがでしょう。確かにチェイサーマッハの回や1~9話までは良かったのですが、それ以外は戦闘BGMが印象には残りませんでした。
この点は次作以降、きちんと直していただきたいように思われます。
・巨大メカの活躍が少ない
トライドロンはそこそこ出番がありましたが、仮にも車ライダーを標榜するならば、もっと戦闘面で出番を作っても良かったのではないかと思います。勿論、あんまりにも強くしすぎたらトライドロンだけでいいと言われてしまうので難しいところではありましたが・・・
特にライドブースターは、あれだけりんなさんが推してたのに出番が少なすぎたと思います。
ライドクロッサーも、できればもう少し出番があればよかったのに・・・
総括
一言で言えば、「成長物語」。もっと言えば、「人間と機械生命体の成長物語」。
結構大ざっぱだけど、ちゃんとやるべきことはやった良作でした。

まず、『仮面ライダーマッハ』として見れば神作でした。
父親の悪意に人生を翻弄された青年が仲間と出会い、敵だった者とも奇妙な友情を結び、そして苦悩を乗り越え、成長してゆきました。
ドライブのテーマは、剛の成長物語だったのでもあるのでしょう。
彼だけではなく、メディックやハート様、ブレン様も、形は違えど十分に成長を魅せてくれました。チェイスは機械生命体の枠を出るような成長はなかったものの、友情を結ぶことができました。
しかし、『仮面ライダードライブ』の物語として見た場合どうか。
確かに主人公の進ノ介はまっとうなヒーローモノの主人公で、それは否定できません。しかし、それ故に最初から完成しきっていて成長の余地があまりなかったんですよね。
怠け者という欠点は改善されませんでしたし、唯一成長話に生かせそうだった早瀬のトラウマも最終回でようやく触れられただけに過ぎないという。故に、進ノ介の成長が描かれなかったのは本作のテーマにそぐわないのではないかと思われます。

大雑把だったのは、悪事を働いた人物のその後を描かなかったりとか、
三条陸脚本って、『殺人をしなければ悪人もやり直すチャンスはある』って思想のもと書かれているようなんですよね。
わかりやすいのはアイガロン・ドゴルドが死に、ラッキューロとキャンデリラが生残したキョウリュウジャー。

あと、Wや本作の進ノ介の「ロイミュード被害者発言」やダイの大冒険(バランの辺りとか)を見るに、三条さんは人間という存在が嫌いなのかなぁとも思ってしまったりもします。(逆に井上敏樹御大や會川昇御大は、人間の良いところ悪いところ、全部ひっくるめて愛しているように思えます)
「ロイミュードは人間の悪意をなぞっただけで被害者にすぎない」とか、仮にもロイミュードの悪事を裁くヒーローに言わせてしまう辺りに、その片鱗が見える気がします。
存外、大道克己の「人は皆・・・、悪魔だ」というセリフの方が、三条さんの本音なのかもしれませんね。

個人的には、三条さんは暫く休んで戴きたいと考えています。
彼もまた、小林靖子の如く多用されすぎて、作風を研磨する余裕がなくなっているように思われます(それでも小林氏同様、一定以上の面白さを保ち、未だファンも多いのはさすがプロといったところですが)
文句は散々言いましたが、なんだかんだ言っても前作よりは不快な要素が少なく、一年間安定して楽しむことができました。

スタッフの皆様、乙カーレ様でした!

 

ストーリー:上の下。序盤あ中盤がややダレ気味でしたが、終盤の盛り上がりが素晴らしいです。
キャラクター:上の上。敵も味方も魅力的な存在ばかりでした。
主人公:中の中。ヒーローとしてはまっとうでしたが、その分やや没個性的でした。
デザイン:中の中。ライダーは普通にかっこいいと思いますが、怪人の使い回しが多すぎます。
戦闘アクション:上の下。チェイサーマッハが一番印象的でした。
総評・上の中ですね。終盤の盛り上げを評価します。

ベスト5
1.44話(ブレン様の死に様に泣きました・・・!)
2.46話(チェイサーマッハが燃える・・・!)
3.9話(タイプテクニック回。子どもを助ける王道ヒーローの話だったのが良かったです)
4.40話(過去を振り切り立ち上がった剛がカッコいい・・・!)
5.24話(剛と霧子の絆、ヒーローのあるべき強さを描いた名回)

ワースト5
1.33話(盛り上がりに欠ける強化フォーム回)
2.1話(最初にしては盛り上がりに欠ける回)
3.27話(変身をためらう進ノ介がなぁ・・・)
4.10話(心臓ぶっこ抜きはやりすぎでは?)
5.特になし

その他おすすめ回
20話(072の悲しい話)
25話(早瀬を守るため戦う進ノ介がかっこいい!)
26話(チェイサーもかっこいいですが、チェイスを叱咤するハート様が漢!)
30話(進ノ介を叱るチェイスがGood!)

仮面ライダードライブ総括」への16件のフィードバック

  1. こんばんは、最終回は有終の美を飾るという言葉がこれでもかと相応しい神回でした
    ドライブのスタッフの皆様本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございました。

    >・詩島剛のドラマ
    事実上もう一人の主人公と言っても過言ではないと思うんですよね
    人間的にも成長し、終盤では誰よりもチェイスとの絆を深めたと思いますし

    >・仁良課長
    悪役としては良かったと思います、ギャグ描写が多くても下衆なキャラは意外と見かけますし
    (個人的にはワンピのワポルやチャルロスとか)
    ただ確かに仁良編が長かったこともあってか色々と削られてしまった部分はあったようにも感じました

    >(逆に井上敏樹御大や會川昇御大は、人間の良いところ悪いところ、全部ひっくるめて愛しているように思えます)
    そうだよ、それだよブレイド! by嶋さん
    冗談は置いといてこの二人はそういった点をしっかり描いてるなぁって印象です
    井上先生の場合555もですし単発回でもその傾向あるなって気がしますし

    結論としましては一年間しっかりとした良きヒーロー番組を見れたことを改めて実感いたしました。
    そして僕の方ももっと更新をしなくてはと肝に銘じます(´・ω・`)

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    • ありがとうございます。更新はマイペースにやっていただいて結構ですので、焦らないでください。

      >冗談は置いといてこの二人はそういった点をしっかり描いてるなぁって印象です
      555はややマイナス方面に偏りがちかなと思いますが、それ以外は概ね記事の傾向ではないかと考えています。

      >ただ確かに仁良編が長かったこともあってか色々と削られてしまった部分はあったようにも感じました
      仁良は悪役としては良かったんですが、チェイスの話などが削られてしまった部分があるように思われます。その点はやや残念でした。

      (ぴーすけ)

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  2. ・匿名様へ

    申し訳ございませんが、コメント記入のルールを守っていただけなかったので、当該コメントは削除させていただきました。
    また、ご忠告申し上げますと、ブログ管理者からはコメントされた方のIPアドレスが閲覧できます。故に何方のコメントか、容易に分かってしまいます。

    >自作自演だったのばれていましたか、少し調子に乗りすぎてしまいました。
    >ハートが紘汰に対する皮肉、なにあほなことほざいているの
    お言葉ですが、過去記事をご覧戴ければ誤解だとお分かりいただけるかと思います。
    ハート繋がりでの皮肉と推測したのはキュアハートの方です。
    説明が足りず、誤解を招いてしまいましたね。大変失礼いたしました。

    >ドライブ感想に陰湿極まりないくらいに貶すためだけに発言するな
    仰る通り該当部は削除させていただきました。

    >ゴーストの感想で愚かなことほざくくらいなら、二度とニチアサを見るな
    ご忠告ありがとうございます。
    幸いなことに、当ブログの更新頻度はかなり少なくなりますのでご安心ください。

    (ぴーすけ)

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  3. 私としてはかなり期待していた分、何でこうなるんだよ?という展開が多かったです。その中でもこの2つはかなりダメでした。

    1.警察の無能さ
    放送開始前はクウガやアギトみたいに協力するのと思っていたのに、進ノ介を活動停止にするは、逮捕するは、指名手配するはで、事態の悪化しかしてないじゃないかと呆れました。

    2.ニラの全部
    平成仮面ライダーでここまで不快しか残らなかったキャラは居なかったと私は思いますね。ただただ不快なだけな奴としか、私は思えませんでした。正直ギャクシーンもただ不快なだけでした。

    正直三条さんも長谷川さんも、どちらも失望しました。期待値が高かった分某プリキュアの成田並に失望しました。

    でも、ゴーストは見ていくと思います。

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    • 大なり小なり疑問点はあるものですからね。
      1.そのあたりは作劇上仕方ないところがありますからね。
      2.仁良に関しては不快にさせる悪役に見せるのが製作陣の目的だったので、そのご意見はある意味正しいかと思われます。
      三条長谷川コンビが株の落ちたというご意見は否定できませんね。個人的にはお二人には少々休んでいただきたいものです。

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  4. 私も今作の作品には、1年を通して楽しめた方でしたが何処か「ココがダメだな」と感じても楽しめたのは、やはり悪いと思ったとこよりも良いと思う方が回っていたと思います。

    >>「ロイミュードは人間の悪意をなぞっただけで被害者にすぎない」

    ここはまさに中盤で進ノ介の成長物語としての過程を書かなかった事とコレにロイミュードが「加害者と言う面」だけでなく「被害者と言う面」の2面を組み込まなかったからこそ、終盤のハートと進ノ介の雨の中での掛け合いは説得力が足らず、人を選ぶ展開になってしまったんだろうなと思います。
    三条さんの脚本は、自分の考えた結論・結果を出すのに過程を省きがちな所もあるんですけど、今作はサブの長谷川さんが担当した回でも悪人を出しときゃいいだろってのを感じてメインもサブも暴走しがちな感じがしました。
    休んでもらうためにも早い内には東映は新しい脚本家を呼んでほしいです。

    とは言え、最後の最後に仮面ライダーとして立ち直った人間が友から託された「未来」と警察としてコレからも人の犯罪に向き合っていくと言うラストは成長物語としては良い落としどころでした。

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    • 仰る通り、落としどころは悪くなかったと思います。毛利さんには一回メインをやってもらいたいものですね。

      進ノ介は成長がわかりづらいもしくは描かれませんでしたからね。その辺をしっかりしてくれれば良くなったというご意見には同意です。
      また、確かに悪人はやや安易に出しすぎたなとは思います。

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  5. 後半の展開や最終回は個人的にはオーズと一二を争うレベルの秀逸さだと思いました。
    ただ…全体を通して思ったのが、『車』要素がいまいちとりこめてなかったなあ、とも思いました。去年の鎧武の侍の時も思っていたのですが、最近のライダーはいまいちメインモチーフをもて余しているような気がします。ゴーストもそうなりそうでちょっと不安ですね…(まああれは一話から主人公が死ぬので、幽霊設定を無駄にすることはないとは思うけど(笑))

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    • 確かに『車』モチーフって要るの? と思わざるを得ませんでしたね。ライドブースターも全然出ませんでしたし。
      ゴーストは予告を見るに、モチーフの活用に関しては上手くやってくれるんじゃないかと思います。

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  6. 072については別に改心させたキャラとかではないと思うんですよね、解釈の違いというか072は可能性の存在だと思うんですよ。確かに悪いこともしました、しかし、彼は人間と共存できる可能性を示してくれた存在なんですよ。ある意味、ロイミュードとの戦いは生存競争であり、善悪で計れない面もある訳ですよ。そもそも、彼らに悪が与えられたのは人間のせいであり、その中で彼らもまた一種の生命として繁栄しようとする本能でもあり、そんで…とこういう善悪に関して言うとキリがありませんが、そんな中で072が見せてくれたのは可能性だったのです。戦う以外の道とか共存できるかもしれないという…人間だって072な事とは言わなくてもしゃれならないことをやりながら少しずつ折り合いつけて大きくなっていくものです。彼もまた大きくなる途中だった。072は「可能性」のロイミュードだったので自分は気にしませんが。

    生存共存という戦いの中で生まれる善悪や様々な葛藤など、色んな可能性が描かれたライダーだったと思います。

    >(逆に井上敏樹御大や會川昇御大は、人間の良いところ悪いところ、全部ひっくるめて愛しているように思えます)

    私は逆に雑に書いていると思いますが、特に井上さんの場合、嫌な奴、悪い奴、DQNをただ単に出してというのが多くて多くて、ただ、井上さんもそんな自分の欠点というかなんというか自分に頼る様じゃって言ったそうですし、井上さんは短編とか短いのなら非常に素晴らしいんですが、長編だとgdgdになるのがな。

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  7. なんかコメントしたのにコメントが無かったのでもう一度、させていただきます。

    >072

    072は可能性を描いたロイミュードですからね。改心とかそういうのではなく、ロイミュードとの戦いは善悪というより生存競争であり、進化の過程での争いでした。そんな中で072という人間との共存ができるかもと思わせる可能性を見せたのが彼だったのです。悪事をしてしまいました、でも、生きていれば迷惑をかけた人に謝れたかもしれない。やり直すこともできたかもしれない。そんな可能性を見せることが072の物語における役割であり、逆に

    >(逆に井上敏樹御大や會川昇御大は、人間の良いところ悪いところ、全部ひっくるめて愛しているように思えます)

    原作レイプと呼ばれるぐらい我が強い人なんですよね、會川昇さんって、合う時は合うけど合わない時は。まあ、これは全ての脚本家に言えることですが。井上さんは私は逆に雑に描いている様に見えますがね。ただ悪い奴、嫌な奴、DQNな奴を出していれば人間の悪い面だ~と描いていると。いいところもとってつけた感があって…ただ、これは長編とか長い時での話で短編とか短いのならすごく輝き、すごく面白いんですよね。長編とかだとgdgdでダメという感じで。もし、今後、参加なされる様でしたらメインではなくサブでやってほしいですね。

    それでは、

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    • コメントの方はこちらの不具合のようでした。
      ご迷惑をおかけし、失礼しました。

      會川さんに関しては、私は特撮にのみ限って(會川昇脚本のアニメは見ていないので)考えているので、もしかしたらそれを見れば私の意見も変わってくるかもしれませんね。
      井上さんに関しては、啓太郎や氷川さん、速水とかを書いているのも忘れてはいけないかと思われます。
      とは言え、今後井上さんはサブ参加してほしいというのは同意です。

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  8. コメ書くのが遅れてしまった…

    あくまで自分の見た印象なんですけどドライブって大きく路線変更した様に感じました
    本編だけの事ではなく、最近ドライブ×鎧武、3号、4号を見たんですがドラ×鎧と3号で進ノ介や剛、ローミュードのキャラと作品の雰囲気が大きく違うんですね
    序盤にあった少年漫画的王道ヒーローさ(心の問題だキュアパッションだ等も)が薄くなって逆にハード感が強くなっている
    おそらく竹内くんの個性が良くも悪くも前者に向いていなかったので本来予定していた進霧チェイス三角関係を含む漫画的ヒーロー路線から仁良を含むハード路線にシフトチェンジしたんじゃないかなと
    これが作品を全体的に大雑把にしぴーすけさんが仰っている欠点が現れた一番の原因じゃないかと思います
    他の人も言ってるけど車好き設定ももっと押してほしかったなー

    でもこれで良かったんだと思える内容でしたよドライブは
    劇場版もなんか久々にお祭り感が無くとにかく緊迫感強くOOO以来観に行っちゃいましたよ
    4号は評判どうり3号も(内容やそうなった理由を知っているのを含めても)批判される様な内容ではありませんでした

    ぴーすけさんのご都合上仕方がありませんがこれから感想考察記事が少なくなるのは残念ですね
    ・・・愚痴になりますが他所のプリキュアの感想なんて百合描写ってだけで話自体にに中身が無いのに絶賛するわ、また「本当は可愛い妖精さんで悪い時は意識が無かったんだから謝る必要は無いんだよ、みんな虐めないでね」等を気にしない人が多くぴーすけさんみたくまともに評価する事が少ないんだよなあ

    いいね

    • お久しぶりです。
      今後、感想考察記事が少なくなるのはお許しください。最近本当に多忙ですので。
      ひょっこりと投稿することがあるかもしれませんがw
      少なくとも平成ライダー総括は今後しっかりやるつもりです。

      >あくまで自分の見た印象なんですけどドライブって大きく路線変更した様に感じました
      なるほど、興味深いご意見ありがとうございます。
      確かに進ノ介の性格(というか扱い方)はやや変わったように思えます。
      車好き設定は確かに意味なかった設定ですよね。

      >でもこれで良かったんだと思える内容でしたよドライブは
      そうですね、これに関しては同意せざるを得ません。
      私も本作は比較的高めに(甘めに)評価しております。

      >・・・愚痴になりますが他所のプリキュアの感想なんて百合描写ってだけで話自体に中身が無いのに絶賛するわ
      いえ、私も感想で百合回(ひびかなとか)は絶賛していたので同罪です((笑)

      >ぴーすけさんみたくまともに評価する事が少ないんだよなあ
      お言葉ですが、それはないです。
      私自身感想には暴言罵詈雑言のオンパレードだと考えてますので、自分の評価をまともな評価だとは思ってません。
      どちらかといえば粗探しばかりする、狂気に満ちたブログかと思われます・・・。

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  9. ドライブ面白かったですよね
    個人的に前作がどうしても受け入れられなかったのでニチアサ卒業も考えていたのですがその考えすら吹っ飛んでしまいました

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