映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?
あらすじ
ラブの家で、パジャマパーティをすることになったラブ達。その時、子供達のおもちゃが何処かへ消えていく怪現象が発生。
ラビリンスの仕業だと判断したラブ達だが、タルト曰くそれは違うと言う。クローバーボックスが反応してないのだとのこと。
そして、クローゼットの中からラブを呼ぶ声が。ラブが昔遊んだうさぴょんからだった。
トイマジンなる悪党が、世界征服の手始めに子供達から玩具を奪おうとしていると言う。かつての友達を助くべく、プリキュア達はおもちゃの国へと向かう。
そこはおもちゃ達の暮らす楽園だった。トイマジンが何処にいるか住人に尋ねたところ、誰もが怯えて逃げ出してしまう。
困惑するラブ達のもとに現れるルーレット伯爵。いぶかしむ美希たん達だが、トイマジンを知ってると言われ付いて行く。
スゴロクの森へと案内され、そこを抜ければ彼に出会えると言う。スゴロク勝負を受けるラブ達。
ラブはカンフー道場でカンフー人形と戦闘になり、美希たんは楽しい宇宙旅行へ出かけ、
ブッキーはジャングルでティラノサウルスに追いかけられ、せつなはチェスの駒との勝負を行なう。
もちろん、変身して対抗しました。ちゃんと一人ずつ丁寧に変身シーン描いてます。
なお、シフォンとタルトは一回休みでぐーすかぽんです。
うさぴょんはトイマジンの罠で、彼のもとへ運ばれる。子供達を悲しませるのはやめろと説得するが、彼はうさぴょんも自分と同じだと問いかけ・・・。
ベリーは相手の宇宙船に乗りこんで拳で宇宙船を破壊する男らしい勝ち方を、
パインは足に刺さっていたトゲを抜いて、恐竜キングのティラノっぽい、ぬいぐるみ恐竜をおとなしくさせる。
パッションはアカルンパワーを活用しながら、全てのチェス兵士を撃退。最後は塔によって押し潰す。
「チェックメイト・・・!」
ピーチは向かってくる人形を拳一つで打ち返す、これまた男らしい戦い方である。
彼女達の前にトイマジンが現れる。おもちゃの国とは、子供達に捨てられたおもちゃの怨念から生まれたものだった。彼の目的は、子供たちへの復讐だったのだ・・・。
トイマジンを止めようとするうさぴょんだが、逆に彼に取り込まれてしまう。
キュアピーチ達の前に、トイマジンが現れる。戦闘になるが、かなり硬くて攻撃が通じず、逆に吹っ飛ばされる。
巨大な魔神はキュアピーチ達に説得されるが、聞き入れることはない。トイマジン達の身体は、子供達に捨てられたおもちゃでできていた。その中には、うさぴょんもいたのだ。
自分を恨んでいた・・・と、ショックを受けるキュアピーチ。
恨みのミサイル全弾発射エンドオブワールドを発動される。
とりあえずパイン・ベリー・パッションがそれぞれ必殺技をぶちこむが、ピーチはうさぴょんが自分を恨んでいたことにショックを受けて、動けなくなる。
だが、そこに美希たんの平手打ちが。
「プリキュアがおもちゃを取り返すって、あの子と約束したんでしょ!? だったら・・・、プリキュアとして、今すべきことをして! 中途半端は、許さないから!」
「ラブちゃんは、うさぴょんのことが大好きなんでしょ? だったら、その気持ちはいつかきっとうさぴょんにも伝わるはず。私、信じてる・・・!」
「大丈夫! 人は何度でもやり直せる。それを教えてくれたのは。ラブ、あなたよ・・・」
三人の仲間達に手を握られ、励まされ、キュアピーチは立ち上がる。
ラブサンシャインフレッシュを打ちこみ、四人連携の必殺技・ラッキークローバーグランドフィナーレを発動。
トイマジンを撃破・・・! したかにみえたが・・・。
だが、トイマジンの恨みの念がおもちゃ達に呼び掛ける。彼等は合体し、超巨大な魔人と化す。
あまりの力に手も足も出ないプリキュア達。
ピーチはうさぴょんに謝ってくると、巨大なトイマジンに立ち向かう。攻撃を受け、ラブの姿に戻ってしまう。戦いの中、漸くうさぴょんを見つけるラブ。涙ながらに詫びる彼女の心が、うさぴょんに伝わる。
幼き日のラブは、決して彼女を捨てていなかったのだ・・・。
必死に説得するラブ達だが、恨みに燃えるおもちゃ達には通じない。
そのとき、ふしぎなことがおこった・・・!
子供達の想いが、何処からかやって来て、落下するラブをシフォンが救った。そして新たに白い鍵の妖精を生み出し、ラブはキュアエンジェルへと変身したのだ・・・!
プリキュア・ラヴィング・トゥルーハートの、暖かく懐かしい光がおもちゃ達を癒す。そして、その光はトイマジンをも癒してゆく。恨みで動いていた彼等の想いを浄化したのだ・・・。
トイマジンも、本来のかわいいクマさんの姿へと戻る。
もう一度、子供を信じてみる。そう言い残し、彼の恨みも消えていった・・・。
翌朝、ラブ達は元の世界へと戻ってきた。子供達のおもちゃも、無事戻って来た。
その後、フリマに出向くラブ達。トイマジンは、新たな持ち主となる少女と出会う。
ラブの指は、なぜかボロボロだった。美希たんとブッキーが何があったのかと問いかける。
せつなとシフォン、そしてタルトだけは真実を知っていた。
彼女は慣れない手つきで、ほつれたうさぴょんを繕っていたのだ。
夕陽の中、うさぴょんは幸せそうに、ラブの机の上で佇んでいた。
感想
最初に言っておくケル!
大獣神とキングブラキオンとグレートマイトガインとトライボンバー(あとジェットイカロス)に詫びます。
ホントすんませんでした・・・(涙目で冷やし土下座)
最初の子供たちへの注意喚起がシフォンとタルトとカオルちゃんなんですね。
なにこれかわいい・・・! これだけでおなかいっぱいです・・・!
なんでこう、おっさんとクマさんとフェレットが揃うだけでこんなに萌えるんですか・・・w
地味に西南とかも映画を見に来てますね。四人揃ってるOPがいいですね。地味に後期OP(25話辺り)と変わってるわけですか。
タマネギ切って涙目の美希たんマジかわいいです・・・!
せつながバザーで売る者が占い道具くらいしかないのは、ちょっとせつないですね・・・
・・・せつなだけに(ブリザードべノム)
ラブの道着が無駄に似合ってます。
俗に言うスペース美希たんの衣装も、せつなのスーツ衣装も、ブッキーの勇者衣装も。
人数的に、せつながせいいっぱいがんばりすぎです。それでも戦うキュアパッションがカッコいい・・・。
この映画で最も良かった場面を挙げますと、美希たん平手打ちからの、仲間達に励まされて立ち上がるキュアピーチ。
ここが一番良かったです。
最初にラブを叱り、且つその手を最初に取るのが、美希なのが非常にいい。
全員が全員、此処だけは変身前の名前で呼び合うのが実にいい。
スマの映画もそうなんですが、主人公が仲間に支えられて立ち上がるっていう場面は非常に良いです。
ちゃんと仲間の大切さや素晴らしさを謳っているのが素晴らしい。この点が実に感動しました。
本来のトイマジンの声がアグモンの人で笑いましたw
あと、気になったのは、どのくらいの基準の物がおもちゃに該当するんでしょう?
子供が遊んだものなら全部該当するのでしょうか?
フィギュアーツとかはどうなるんでしょう? わたし気になります・・・。
・評価
総合 90/100点(シリーズでも五指に入るレベルの良映画でした)
戦闘シーン 80/100点(戦闘はやや単調ながらも、それぞれの個性を生かした良いものでした)
脚本 100/100点(四人の友情、おもちゃを大事にしようというテーマ性、そして美希たんカッコよすぎ)
演出 60/100点(おもちゃの世界という割には、あんまりそれっぽさは少なかったような・・・)
村上社長的な総評
上の上の映画ですね!!